2015年3月13日金曜日

発泡スチロールコンポストのための『ふりかけ』

暮らしが乱れると、コンポスト活動をしなくなる。そんなこと、ないですか。私のケースは、往々にしてある。だからどん底と感じたら、意識的にコンポストを再開する。自然の循環を段ボールや発泡スチロールのあの小さなスペースで感じれば、何もかもが愛おしい、そんな気持ちが戻る。きっと誰にでも効くと思う。このごろ、私はどんな種類のメッセンジャーだろうかと考えておかしな程落ち込んでしまっていたが、ひとまずコンポストを混ぜて、いわゆる生ゴミというものをスーパーの袋1杯分出さずに済んだ。行動こそがメッセージなのか。

というわけで、さきほどコンポストに新しい野菜くずなどを入れてきた。雨の降る日の軒先は暗かったが、どこになにがあるか知っている。手を伸ばして、暗がりで米ぬかをつかんで野菜くずにふりかけまぶし、しっかり混ぜて、このときだけはとってもマインドフルネス。やっぱり何分もかからない。明日もできる。そう考えながら家の中に入って、米ぬかが袋に半分くらいになってきたのは、どう調達しようか、とふと思った。このごろ玄米を食べていないけれど、玄米を食べれば米ぬかが採れない。精米所で不要とされた米ぬかをいただくことでまかなっているが、「米ぬかがないとできない!」という思い込みを捨てれば、コンポストも考え方も楽になる。

コンポストのためのふりかけ(生ゴミの発酵を促進する)でやはり一番パッと効果が分かるのは『米ぬか』。ステキに温度が上がるのだ。コンポストが大変に喜ぶ!米ぬかが手に入らないときは、『落ち葉』なんかいいと思う。私は、風で飛ばされてきた落ち葉なんかをちぎって入れてやる。もっといいのは『腐葉土』。森や公園の木々の葉が積もってふやっとした、あれ。最初にコンポストをセットするときに腐葉土を入れると分解してくれる菌が沢山でとてもいいコンポストになる。そしてゴミ削減という点から、手に入るひとは『おがこ(木のくず)』をふりかけに使ってもよい。でもわざわざ用意するものでもない。破片が大きいほど分解は遅いが、ちゃんと役目を果たしてくれる。シティー派(っていわないか)もとい都会のひとに「それならあるっ!」って自信満々でいってもらえそうな特選ふりかけは、『コーヒーのかす』。ドリップコーヒーまたはコーヒーエネマをたのしむ方にはぜひおすすめ。私の場合はコーヒー浣腸用の液を作って出たコーヒーかすを、湿ったまま入れているが、水分が飛んでいると理想的なふりかけになる。

実際のところ、ふりかけが何にもなくてもできる。だから「米ぬかなんて用意できないからムリ!」とか、思わなくて大丈夫。分解の速度が遅いだけで、ふりかけなしでも問題ない。それが問題ないと理解することのほうが案外、ハードルだったりするのかもしれない。私はごはんにふりかけなくても食べられる派。

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