2015年2月28日土曜日

ごぼう茶が、おもしろい

我が家に『ごぼう茶』ブーム到来。テレビでしきりに紹介されていたころ、1度自作して試したが、当時コーヒーエネマやありとあらゆるデトックスをしていた私には、“香ばしくておいしいノンカフェインのお茶”というポジション。仕事のストレスでイライラしていた私は、yogiteaなどのハーブティに癒しを求めていた。「若返ってみたら?」と思う両親には想い届かず、ブルックスのコーヒーから、コーヒーを豆からひいて飲むという習慣にやっと変わった頃だった。

あれから3年が経つだろうか。私の美容に対する概念がどんどん崩壊して、オーガニック化粧品からもシフトして、とてもサスティナブルなものに再構築された。母の意識が変わるとは期待していなかったが、私のコンディションを見て思うことがあったらしく、とても緩やかでしかも受動的ではあるが、変化が見られるのが興味深い。

ところでごぼう茶である。ハーブティなど購入するのが円安の影響もありおっくうになっていた昨今。私はインドから持ち帰ったブロークンな紅茶を飲みながら、「・・・まずい。」とつぶやく毎日。日本に帰ってきて6ヶ月も過ぎれば、あの砂糖過多バンザイモードからもすっかり開放され、糖分もカフェインもいらない身体に戻っていった。抜け出すためにもがくのは大変だったが、もがかなければ、つまり時が解決してくれたわけだが、これまたインドから持ち帰ったトゥルシーのお茶を飲みながら思った。「・・・飽きた。」ごめんインド飽きた。おいしい緑茶も紅茶もコーヒーも、今の私が求めるものではなかった。つまり、私は『嗜好品』としてのお茶ではなく、『効率よく腸に水分と栄養を届けられるおいしい飲み物』が必要だった。

何かないか。ルイボスティー、なんか体調不良になる。ミントティー、好きだけど気分のときだけ飲みたい。ジャスミンティー、油っぽいときなど大歓迎だけど、カフェインin。パウダルコ茶やマテ茶、おいしいけど、買わないといけない。パウダルコに想いをはせていたとき、「あー、そうだ、フローエッセンス、飲みたいなぁ。」フローエッセンスのとろりとしたなかに感じる、ごぼうの香りを思い出した。やっと思い出したごぼう茶。ごぼう茶作ろう。

というわけで長くなってきたが、ごぼう茶を沢山つくって12月ころからだったか飲んでいたところ、1月中頃に劇的に肌の調子がよいことに家族が気づき、さまざまなnityaメソッドを各自導入、母がごぼう茶にも飛びついたというわけ。ごぼう茶をたっぷり作って、ガラスのジャーに入れてドンっと置いておいてあるのも手に取りやすいようだ。

例えばコーヒー浣腸を勧めて、「わたし毎日便通あるし!!」とかいう母のようなひとのごぼう茶への身体の反応は実におもしろい。はじめは「香ばしくて飲みやすいね。」しばらくして「ごぼう茶すごくおいしい!はまってる」のちに「ふかふかのうんちがおもしろいほど大量に出る」いま「休みの日には1日3回出る」。。。1日3回!つい勢いで、私も3回出したい!!なんて憧れてしまったので笑った。ふかふかのうんちは、共感!フカフカフカ〜っとエアインなかんじのうんちが、それはもう、バレエダンサーが舞台の端から端をくるくる回って舞うかのように軽やかに出てくるんだわ。ってどうも失礼。

ときどき「今日ごぼう茶飲み過ぎて、お腹下しちゃって大変だった~」とか言っているので本当か?それ食あたりでは?と思うのだけど、(インドに行ってから、日本でのささやかな食あたりについて思い当たると思った)いろいろ相乗効果で母の顔の肌が、油たっぷり含んだ固めの厚ぼったい感じから、ふっくらした印象に変わってきた。ごぼう茶。おいしいって最高。そしてとても続けやすい。ごぼう茶は飲むのも作るのもおもしろい。強めの繊維に負けない切れ味最高のピーラーという相棒とともに、母のため私のため人類のため、またごぼう茶を作る。