2014年9月28日日曜日

すべての子どもにしてやりたいこと

私は愛着障害で、子ども時代を、人生を、棒に振りました。いまもそれに向き合うのが難しく、ときどきこんがらがります。

『自分のために勉強する』という意識が持てなかった残念な子どもだった私は、おうち学習が苦手でした。宿題をするというタスクがこなせませんでした。そして勉強の方法は、学校の授業をよく聴くことと、進研ゼミなどの教材をパラパラとみること(問題集はやらない、赤ペン先生は提出しない)。なんと残念なことでしょう。高校時代には、学校の授業に中身がないことを嘆いていました。予習復習を学習の柱にしていた進学校。まったく合いませんでした。合わせることもできませんでした。

また、片付けがひどく苦手でした。「片付けなさい!」と毎日大声で注意されるのですが、嫌で仕方がありません。言われるたびに苦しみました。なぜ出来ないのか悩み、自分なりに工夫したりもしました。実際には、親にしかられないよう押し込むだけ。それは親も同じでした。片付け方を知らないのです。収めるところが決まっておらず、またその場所がありませんでした。

私はのび太くんのように、子どものころのわたしに、ドラエもんを送ってやれるでしょうか。とてもできそうにありません。私がもし子ども時代のわたしを育ててやれるなら、なんと声をかけてやれるでしょう。邪悪で無知で孤独なわたしに、何と声をかけてやれたでしょう。私は分からないのです。それでもそばにいてやり、観察して、いざなってやることが、できるような気が、すこしします。そんな役目でよかったら、誰の子どもにでも、してやりたいのです。

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