結果から言えば、とてもうまくいったと思う。2日以上寝かせて挽いてみると良い香りだし、なにより新鮮。湯に落としたときの元気がいい。煙の件はそう心配することもなさそう。ゲルソン療法のコーヒー浣腸に使うコーヒー豆は、中煎りか浅煎りが良いとされているので、モクモクとけむりが出るほど煎ってはやり過ぎになってしまう。豆の色むらも出たが(豆の大きさや、火に当たった具合で)私としては許容範囲。慎重にトースターの前に張り付いていればなんとかなる。
トースター付属のスチールトレイにアルミホイルを敷き、コーヒー豆を被らないくらいの量敷きつめた。煎ってみるとコーヒー豆は少し縮んで小さくなりトレイのスペースが広く感じたが、ほどほどの量がよかった。木べらでときどき豆の位置を入れ替えてやったり、ミトンをしてトレイを回してやったりしたが、豆の量が多いと漏れるため。
途中でコーヒー豆が“脱皮”し始めるのが面白かった。見事にどの豆も、薄皮がはがれてくる。この皮のことをコーヒー業界では『チャフ』というらしい。コーヒー焙煎愛好家の犬の名前とかでありそうだ。チャフ。
次回の注意点を記しておきたい。ひとつは『焙煎を始める前に、生豆を50℃洗いすること』。今回結局何となくえいや!で始めてしまったので、舞い上がって生豆を洗わなかった。思っているより汚れているから洗うといいという情報をあとで読んだので、これを取り入れたい。あれだけ煎れば(チャフがとれるのとかもみると)悪いものはバーンし尽くしてる(急にルー大柴)気もするとざっくり思ってみたり、いやいや、どうせなら大好きな50℃洗いでいってみたい。
『ふるい』をつかうととても便利そうだ。我が家のトースターは下にも熱線がついているので、より効率よく焙煎できるだろう。また、トレイが角のため、木べらで触ってみたところでうまく混ざらない。今後何度かやってみて、導入を検討しようと思う。近所の100円ショップを一度のぞいてみるつもり。
それにしても大病している人にはコーヒー豆を煎るのもむずかしいかもしれないなと思うけれど、いまの私にはまたひとつ、DIY的に解決することができると分かってほっとできたことが増えた。みんなの負担が減って、すこやかに穏やかに過ごせますように。祈っています。
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