
大きなザルに何杯分だっただろうか。とにかく驚くほど沢山のどくだみを青汁にして大発見だったのは、どくだみ青汁の可憐な香りと味!発酵する前からすでにりんご果汁のようなのだ。青汁にしてさらしで漉すと、どくだみ特有の生臭さ(私はこれにももはや愛着があるが)はどこへやら、フルーティーで透き通ったピンク色の液体が出来上がる。飲めば、これだけで腹の底からときめきがわいてくる。5月の数日間、せっせと朝5時に起き、犬とともに朝露に濡れるどくだみ刈りに出かけウキウキしながら青汁機でどんどん搾る日々を過ごした。どくだみ液を沢山搾るコツとして一晩水に浸してしっかり潤わせる方法もしてみた。搾りかすは玄米焼酎につけ込んだ。
ピンク色のしぼり汁に、「その5分の1から6分の1のハチミツを加えよく混ぜる。」ハチミツが足りなかったのであるだけ入れてまたいつか足せばいいと考えた。ここで、現代農業のレシピでは、「表面にイースト菌をふりかけ(適量)布でフタをする」とのこと。えひめI2用のイーストが少しだけあったが、あまりイーストには頼りたくないと考えたとき、玄米乳酸菌があるよ!と思いつき入れた。イーストはほんの少し入れたと思う。(記憶があいまい)あとは待つだけ。2〜3ヶ月で出来上がり。(のちにいくらか加えたが量は不明。ミード作りではハチミツ1:水1〜2。市販されているどくだみワインハどくだみ8割、ハチミツ2割などで、あまりハチミツの量に重きを置かなかった。)
そして今月が2ヶ月目。いまレシピを振り返ってみると、「布でふたをして」というポイントを忘れていた。毎日ビンのフタは開けていたのでよしとしたい。さて、漉してビンに移し替え、麗しのどくだみワイン完成!
おちょこで飲んでみると、青汁のころと確かに違い、ボディを感じる。名前のとおりワインに風味が似ており、あとからりんごかベリーかというハッとする香りが立ちのぼる。30cc強は飲んだだろうか、すぐにポワーンとしてきて、そわそわと落ち着かないというか活気が出てくる。アルコール度数がどれだけあるのか深く考えず飲んだのでこれは大変と調べてみると、市販品は8〜9%のアルコール度数だという。特別なシチュエーション以外のお酒を止めた私には、かなり効く。どうやって摂取していこうかしら。
余談だが、移し替えた栓付きビンでときめいたことをメモ。栓をするための金具の繊細さ。ボトルにセットされる金具の先端部分を見て欲しい。小さいプラスティックのキャップ付き!元々何のビンだったか忘れてしまったのだけれど、いい仕事してます!
どくだみハッピーアワーを開催したくなる、立派なワインが出来上がった。ドクダミということを知らせないで、誰かに飲んでもらいたい一品。これで元気になれるなんて、夢みたい。来年はもっと仕込んでふるまえたらと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿