2015年10月27日火曜日

バジルの挿し芽で越冬計画&今年の庭畑総括

生産的なことがしたくなったら、楽しいことがしたくなったら
何日も楽しみがつづく、『挿し芽』をしてみてはいかがか。

夏にくたびれたバジルが、秋の庭に再び賑やかになってきたころ
摘んでコップの水に挿しておいた芽から
ふさふさと根が生えてきたのを
食べないで、保存食にもしないで、
苗にするため土に下ろしてみる。
12の株の出来上がり!

そして庭のバジルは、芽を摘んだ部分から脇芽がまた2つ生長して
柔らかい葉をふっくらと広げている。

バジルの苗のいくらかは、プランターに植えて
室内で越冬させようかなと思っている。
温かい部屋のスペースは限られているから、どこに置こうか。

今年の庭の畑の総括としては、
発砲スチロールコンポストと段ボールコンポストでできた堆肥の
栄養は底知れず
シソを2m超級の大木へと育てた。
たくさんいただくために作ったシソのチヂミやお好み焼きが美味しかった。
それでもシソを活かしきれなかったので来年の課題。
したいのは、葉の塩漬けと、実シソの佃煮。

堆肥から勝手に芽吹いたミニトマトはバリエーションに富み
(普通の、イエロー、ブラック、アイコ、フラガール、だと思う)
それを犬が自分で採ってモリモリ食べている景色は、最高にまぶしかった!
コンポスト堆肥から芽吹いたカボチャも、2つ
ひとつは梅の木からこんにちはしていて、
もうひとつはいまも育っているところ。

これからはハーブ類を増やすつもり。
そして犬のためにたくさんのトマトや葉物を茂らせる。

2015年7月17日金曜日

犬の脂肪腫が小さくなってきたこと

うれしいニュース!

うちの犬の脂肪腫が小さくなってきた。お腹や脇腹などいくつかあるうちの、とくに首にできたこぶが、発見から1ヶ月と少し経ったころには、ほとんどわからないくらいになった。自分でできるホリスティックな食事療法を試した結果だと思う。

見つけたのは4月3日。マッサージが大好きな犬で、いつものようになでくりまわしていたら、首輪を付けるすぐ上のあたりに大きなしこりがあったのだ。毎日触っていたのに、首を縦に撫でていなかったのか、どうして気づかなかったのかというほどびっくりしてしまった。

しこりには良性悪性あるが、うちの犬のは症状から悪性ではなさそうだ。(悪性だとその部分の毛が抜けたり、痛がっていたり、赤くなっていたりするそうだ。)日本語のページでは「注射器で脂肪細胞を採って検査し、良性の場合でも気になるなら大きくなる前に手術して切除する」といった風。あまり納得できる情報がなく感じたので、調査続行。英語ではFatty tumors(Lipomas)というらしい。レトリバーなどなりやすいそうで、原因として個人的に思い当たるのは犬用ビスケットの食べ過ぎ(精製された小麦粉。しかもカチカチを丸呑み状態)と、ドライドッグフードの酸化した油かと。古い油をいかに燃やさせ、排出させるか。あれこれ探して試したのは以下の方法。とくに参考にしたのはこのブログ
ターメリックの与える量は、この記事で確認してもらうといいけれど、うちの犬だと36kgほどある(80 lbs = 36 kgs)ので1日に小さじ1〜2杯ほど摂取してよい。測ってみると意外と量がある。ターメリックをココナッツオイルに混ぜて冷やし固めたものを(冷蔵庫に入れれば即固まるだけ)、「チョコだよー」といっておやつの代わりにあげた(犬はチョコは食べられないといわれていますね。これは特別です。)

ドライドッグフードを止めたかったが、家族に相談したがまともに請け合ってくれず(よいものを取り寄せている。健康に悪い訳がない。俺の犬だ。など)、うまくいかなかった。できることをしようと思い、ごはんに混ぜる野菜ジュースのかすをココナッツオイルとターメリックで炒め煮にして、フードをその水分ですこしふやかしてあげた。玄米乳酸菌を少し振りかけてもやった。何より、ターメリックを嫌がらないのが驚きだった。むしろ喜んで食べる。

エイジアックティーESSIACはカナダの先住民が飲んでいた薬草茶ゴボウヒメスイバアカニレの樹皮ダイオウがんなどさまざまな病気に有効といわれている日本ではフローエッセンスが有名で私も以前飲んでいて大好きだったが今回は価格も手頃なFrontier Natural Products, Organic Guardian Spirit Teaを使用犬には毒といっている人もいるので自己責任で私は自分が飲んで効果があったと信用しており犬が嫌がればやらないと決めて試したフローエッセンスとは違い細かなパウダー状でそこにコロコロと乾燥ゴボウが混ざっている様子に最初は驚いたが1カップの沸騰したお湯にティースプーン1杯のハーブを入れてふたをして3〜5分置く」という手軽さがウリのようなのでこの形状も納得私はフローエッセンスのとろりとした感じが好きだったので昆布を追加して煮出して使った

犬にはプラシーボ効果は期待できないと思う。本人は純粋にココナッツオイルのターメリックチョコの口溶けを楽しみ、いつもと違うドッグフードを味わい、豆乳ヨーグルトがなめられてラッキー♩そんな日々だったのではないか。過ごす時間も増やして、本人が好きらしい野菜も増やして、快便がよりふわふわと快便になったので特別なことをしなくなっていたら、1ヶ月と少しで首の固まりはほぼなくなっていた。

いまは老いもあるかもしれないが、すこし痩せて引き締まったからだをしており、とても体調が良さそうだ。あばら付近のぽこぽこはまだあるが、その大きさは小さいスーパーボールくらい。エイジアックティーはなんとなくお休み(豆乳ヨーグルトを作るのをお休みしているので)。ときどきターメリックやココナッツオイルを与えている。夏は野菜がおいしいシーズン。毎日ぽりぽりとキュウリやらを食べて元気にしている。犬のからだにぽこぽこができてびっくりしている方には、ぜひターメリックをおすすめしたい。ターメリックはあなたの健康にもよいのですから!

これくらいいっぱいあっても結構使える。

お気楽なヘナ染め

たまには気分を変えてとセンター分けの髪型にしてお出かけしたら、真ん中からぴょん!と5cmほどの長さの元気な白髪…。中学生のころ、身体検査で坐高を測る係だった英語の先生が私の頭を見て、「あ!妖怪アンテナみーっけ!!」と意気揚々と叫んだあの日の苦い思い出がよみがえりつつ、久しぶりにヘナ染めしちゃおと思う梅雨の午後。白髪って本当に元気だな、肝臓などが弱って白くなったと思えない底力を感じるのは私だけだろうか。でもやっぱり悲しかったり忙しかったりすると出てくるんだよな。ふしぎな子だ。

今回のヘナも前回と同じLight Mountain NaturalのBright Red。つまりは前回の残り。私の髪の長さには半量では少ないが、黒々してる髪なので白髪部分が染まって、他の部分はトリートメント効果があればなお嬉しいくらいのスタンスで。

有名なヘナ染めのサイトによると、長時間置いたり、紅茶や油など足しても効果がなかったりといろいろ実験結果が紹介されており、さらに気楽にやってみるかという気分にさせられた。

よってかなりゆるめの準備。
  • 飲まない紅茶があるので効果はともかく煮出した紅茶で。
  • お湯は60℃くらいに冷まして。
  • 水分量はマヨネーズくらいのトロトロさになるほど。
  • もし効果がなくても香りが気に入ったのでラベンダークラリセージを数滴ずつ。
    • ヘナを頭に塗る前の置き時間は前回3時間。今回1時間。
    • 生え際はしっかりクレンジングミルクかひまし油でカバー。
    • ラップと輪ゴムで耳カバーも忘れずに。
    • 黒い服を着て。
    • ヘナを頭に塗ってからの置き時間は短めで2時間くらいにした。
    前回より薄い染まり具合だけれど、満足。何より髪がさらさらツヤツヤ。置き時間が少ない分、干し草っぽい匂いも少なく、花のよい香り。現在1週間目でまだつややかです。梅雨のボリュームアップな影響も少なく快適。

    ヘナ染めは言われているほど大変なことでもないです。やってみることがなによりです。

    祝・初どくだみワイン完成

    春の野草ブームであれこれ試した中で、ドクダミのすてきさに気づけたのは本当にすばらしい出会いだった。ドクダミの青汁、どくだみ茶、ドクダミエキスがとくに気に入ったが、今日、待ちに待っていたものが完成した。それは、どくだみワイン!

    どくだみ茶でどくだみにすっかり恋した私は、あれこれ情報を集める中で『ドクダミ発酵酒』なるものに行き着いた。どくだみワインとも呼ばれ、イースト菌とハチミツで発酵させるお酒で、なんでも「りんご酒のような味とかぐわしい香りで、誰もドクダミとは思わない」とのこと。「重度の要介護者がぴんぴん動き出した」というのも面白い。信頼を寄せている雑誌、現代農業に紹介されたものならば、やってみない理由はない!

    大きなザルに何杯分だっただろうか。とにかく驚くほど沢山のどくだみを青汁にして大発見だったのは、どくだみ青汁の可憐な香りと味!発酵する前からすでにりんご果汁のようなのだ。青汁にしてさらしで漉すと、どくだみ特有の生臭さ(私はこれにももはや愛着があるが)はどこへやら、フルーティーで透き通ったピンク色の液体が出来上がる。飲めば、これだけで腹の底からときめきがわいてくる。5月の数日間、せっせと朝5時に起き、犬とともに朝露に濡れるどくだみ刈りに出かけウキウキしながら青汁機でどんどん搾る日々を過ごした。どくだみ液を沢山搾るコツとして一晩水に浸してしっかり潤わせる方法もしてみた。搾りかすは玄米焼酎につけ込んだ。

    ピンク色のしぼり汁に、「その5分の1から6分の1のハチミツを加えよく混ぜる。」ハチミツが足りなかったのであるだけ入れてまたいつか足せばいいと考えた。ここで、現代農業のレシピでは、「表面にイースト菌をふりかけ(適量)布でフタをする」とのこと。えひめI2用のイーストが少しだけあったが、あまりイーストには頼りたくないと考えたとき、玄米乳酸菌があるよ!と思いつき入れた。イーストはほんの少し入れたと思う。(記憶があいまい)あとは待つだけ。2〜3ヶ月で出来上がり。(のちにいくらか加えたが量は不明。ミード作りではハチミツ1:水1〜2。市販されているどくだみワインハどくだみ8割、ハチミツ2割などで、あまりハチミツの量に重きを置かなかった。)

    そして今月が2ヶ月目。いまレシピを振り返ってみると、「布でふたをして」というポイントを忘れていた。毎日ビンのフタは開けていたのでよしとしたい。さて、漉してビンに移し替え、麗しのどくだみワイン完成!

     おちょこで飲んでみると、青汁のころと確かに違い、ボディを感じる。名前のとおりワインに風味が似ており、あとからりんごかベリーかというハッとする香りが立ちのぼる。30cc強は飲んだだろうか、すぐにポワーンとしてきて、そわそわと落ち着かないというか活気が出てくる。アルコール度数がどれだけあるのか深く考えず飲んだのでこれは大変と調べてみると、市販品は8〜9%のアルコール度数だという。特別なシチュエーション以外のお酒を止めた私には、かなり効く。どうやって摂取していこうかしら。


    余談だが、移し替えた栓付きビンでときめいたことをメモ。栓をするための金具の繊細さ。ボトルにセットされる金具の先端部分を見て欲しい。小さいプラスティックのキャップ付き!元々何のビンだったか忘れてしまったのだけれど、いい仕事してます!

    どくだみハッピーアワーを開催したくなる、立派なワインが出来上がった。ドクダミということを知らせないで、誰かに飲んでもらいたい一品。これで元気になれるなんて、夢みたい。来年はもっと仕込んでふるまえたらと思う。

    2015年6月30日火曜日

    ゲシュタルトの祈り/パールズを超えて

    Gestalt Prayer

    I do my thing and you do your thing.
    I am not in this world to live up to your expectations,
    And you are not in this world to live up to mine.
    You are you, and I am I, and if by chance we find each other,
    it's beautiful.
    If not, it can't be helped.

    (Fritz Perls, 1969)


    Beyond Perls

    If I just do my thing and you do yours,
    We stand in danger of losing each other
    And ourselves.
    I am not in this world to live up to your expectations;
    But I am in this world to confirm you
    As a unique human being,
    And to be confirmed by you.
    We are fully ourselves only in relation to each other;
    The I detached from a Thou
    Disintegrates.
    I do not find you by chance;
    I find you by an active life
    Of reaching out.
    Rather than passively letting things happen to me,
    I can act intentionally to make them happen.
    I must begin with myself, true;
    But I must not end with myself:
    The truth begins with two.
    (Walter Tubbs, 1972)

    2015年5月6日水曜日

    スギナとヨモギに夢中

    ブログの投稿がしばらく止まっていた。書くけれど書ききらずに保存する毎日で、書きかけのトピックスがいくつも並んでいるところ。きままにやっていくはずが、なにか構えてしまったのだろう。リスタート。

    4月の終わりがけに、スギナを集め始めた。きっかけは、3月4月とストレスのはけ口にしばらく食べていなかったチョコレートと白砂糖とよくない油を食べ過ぎてしまい、左指と手の甲、右の腕の内側にまで湿疹が出てなんとかしたいと考えていたとき、家族が家の周りの雑草をとっていたのを見て、スギナの効能を思い出したからだった。

    50℃洗いをして水気を切って干す。1日くらいあればフンワリとした乾燥スギナに変身。それをカットしてお茶にしてみたのだが、かなりすっきりつるりとした緑茶(グルタミン酸“テアニン”的うまみや、カテキン的苦み、カフェイン的刺激がぜんぜんない)という感じでとても気に入って自分でも驚いた。

    スギナパウダーを作ってみるとお茶の色がますます翡翠色になってすてきなのでうれしくなりどんどんパウダー化する。若いたけのこ状のスギナを刻んでごはんにまぶす『すぎな飯』を試したくて、とりあえずパウダーをまぶしてみたら、ほんのり香ばしいごはんになり、ますますスギナが好きになる。

    スギナ茶はその風味がとくに“リフレッシュ”という感じではないので、シリカを摂るという健康茶としての目的にプラスしてもうひと味欲しいとき何を入れようかなと考えたとき、ヨモギエキスでも仕込もうかと思って摘んできて半乾きになっていたヨモギが目に入った。これが合いそうだとブレンドしてみたら、ハーブティといってカフェで出てきてもいい爽やかさ。一気にはまる。

    そういうわけでヨモギ採取も始めて、よもぎチャーハンで覚醒。よもぎだんごに派生し、さらにはちょっとした失敗からよもぎのフェイスパック誕生に至った。

    野草に夢中になっていたら、世の中はゴールデンウィークになっていた。ずいぶんさみしい日々なのだが、スギナとヨモギという友だちができていたんだな。さらにこれからどくだみとお近づきになりたくて、乾燥中。それぞれ個別にまた書くつもり。

    2015年4月19日日曜日

    犬といっしょに眠るトレーニング中

    うちの犬が自由になれるよう、協力できることを探して実行中。

    夜はいっしょに眠るトレーニングをしている。最初はケージの横に寝袋を敷いて、数時間眠るのから初めて、いっしょの部屋で眠るのを数時間とお互いに慣らしていった。

    私は3年前までひとの寝息にトラウマがあって、ひとと一緒に眠るのが困難だったけれど、ヴィパッサナー瞑想の合宿で克服した。それからはひとのいびきもヨガのアシュラムでは(Om オーム:聖なる音)に聴こえたり、あまり大きな音だと眠れないけれど、怒りやパニックには、ならなくなった。このことはまた別に書くといいと思う。

    犬の彼はというと、夜中なのに部屋から脱出しようとしたり、食べ物を探したり、うろついたり、ベッドをくわえてふりまわしたり、落ち着いて横たわったと思ったら前足でねえねえとわたしにお腹のマッサージの催促を夜通しし続けたりした。何度も中断した。ダメかと決めたくなるけれど、ただ犬はそれまで経験したことがないだけなのだ。ここまで彼に押し殺させてきたことを、目の当たりにしている。強烈な押しつけの反動。気が遠くなるような忍耐の日々を彼は受け入れそれでも私たちを愛している。裏切られても怒られてもうそをつかれても、放っておかれてもなお、彼は私たちを愛する。彼はことばもわかるし野菜も好きで、本当に賢くて、気だてが良くて、うつくしい心を持っている。彼はなんら悪くない。そのチャンスが与えられなかっただけ。責任がわたしにもある。それを深く理解して、もう1回、もう1回と、やってきた。自分が未熟なせいで、怒れてきたりして中断して、犬も自分のことも見放しそうになる。状況がはっきりするたび、切なくなるたび、解放を誓う。

    今月に入って、わたしの部屋で眠る初日は床に犬のベッドを置いて別々に寝て、1時間に1回は部屋に散らかったもので遊び出す。それは散らかしているわたしが悪いので、原因が彼にないことがどんどん浮き彫りになる。謝ってまた挑戦する。ここ数日はベッドでいっしょに眠るのを解禁した。1時間に1回遊ぶのから、1日に数回になり、どんどん少なくなって、今日は熟睡している。スペースと布団を占拠されるのも、いいバランスになってきた。

    順番に彼の経験を増やしていく。私たちはそれを怠ってきた。彼を見ていると、自分がされたことを思い出して、苦しくなる。こうやって対応されてきたんだと。(これは育てるとはいわないとかいう想いで胸が締め付けられる)これでは無理でしょう?と訴えたくなる。その苦しみを感じるだけ、訴えるだけの状態から一歩進むことを、わたしは学ぶ。わたしのトレーニングでもある。諦めてもまだ、もう1回。これまでこういうことをしてこなかったのだと、はっきりわかってきて、犬とともに、生き直しをしている。

    Giftというこのセリフのないショートフィルム。
    ハンガリーのDeadLens Picturesというスタジオが撮った、
    たった4分4秒の映画。


    ディレクターズカット版を発見。
    (こちらのほうがよりわかりやすいのでぜひ)